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【感性を科学する】手探りでの探索

感性を科学する(佐藤方彦)

 筆者はしきりに読み物として楽しめるように書いたと主張しておられるのだが、これを読み物としてあっさりと理解できる人はすごいと思う。



書評


評価:☆☆☆☆

 筆者はしきりに読み物として楽しめるように書いたと主張しておられるのだが、これを読み物としてあっさりと理解できる人はすごいと思う。では読み物ではなく、研究レポートとして読んだとすればどうか。そう読むには、筆者の主張が最後まで分からず、その過程の議論が主張を導く様に展開されているとも言い切れないので、やはり分かりにくい。
 しかし、最後の第8章まで読み、あとがきまで読むと、何となく筆者の言いたかったことが伝わってくる気がする。それはつまり、感性とは脳の個別の機能モジュールではなく、統合的な発露としての知性の一側面だというのだ。

 その仮説にたどり着くまで、読者は様々な知的散策を強いられる。ピカソやムンクを例に挙げることで、芸術家の表現と脳の認識に共通性があるのかを考える。感覚と脳のマッピングを考える。猿の絵画の意味を考える。感覚から知覚へのシステムを考える。様々な分野を飛び跳ねるように渡っていき、そうしてようやく筆者の仮説にたどり着くのだ。
 感性を科学する。そもそもこのこと自体が難しい。なぜなら感性とは何か、それが分からないものを仮説し、議論しなければならないからだ。ではこの本は全く意味がないのか。そうとも言い切れない。

 この本を読むと、文章で、絵画で、音楽で、何かを表現しようとする感性が、ある意味で共通しているのではないかと感じることが出来るからだ。それぞれの表現方法は全く違う。その伝えるものも違うだろう。しかし、それぞれの方法論で構成し、伝えたいものを表現の中に盛り込む。その目的だけは共通だと思うのだ。

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