FC2ブログ
学ぶために何を読む? ホーム » スポンサー広告 » TOC(制約条件の理論) » 【ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か】悩んで出した答えに価値がある


スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。






にほんブログ村 本ブログ ビジネス書へ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ


【ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か】悩んで出した答えに価値がある

ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か(エリヤフ・ゴールドラット)

 ある製造工場の所長アレックス・ロゴは、本社副本部長のビル・ピーチから、3ヶ月以内に納品遅延の解消と利益改善がなされない場合は、工場を閉鎖すると通告される。それどころか、部門ごと身売りする危機らしい。



書評


評価:☆☆☆☆☆

 ある製造工場の所長アレックス・ロゴは、本社副本部長のビル・ピーチから、3ヶ月以内に納品遅延の解消と利益改善がなされない場合は、工場を閉鎖すると通告される。それどころか、部門ごと身売りする危機らしい。しかし、これまでも納品遅延を改善するプロジェクトは行ってきた。工員たちも一生懸命働いている。一体どうしろというんだ。それに追い討ちをかけるように、妻のジュリーも仕事漬けのアレックスに愛想を尽かし、出て行ってしまう。
 そんなアレックスにヒントをくれたのは、恩師であり物理学者のジョナだった。空港でバッタリと出会ったわずかな時間に、ジョナはアレックスに問う。工場の目標、ゴールとは何なのかを。その問いに迷走し至った答えは、生産性の向上でもコスト削減でもなく、お金を儲けることだ。そしてジョナは再び言う。お金を儲けるとは、スループットを増やし、在庫と経費を減らすことだ、と。そのためには、依存的事象と統計的変動を考慮に入れなければならない。

 ジョナの謎めいたヒントに、息子のデイブや娘のシャロン、製造課長のボブ・ドノバン、経理課長のルー、資材マネージャーのステーシー・ポタゼニック、データ処理担当責任者のラルフ・ナカムラを巻き込み、工場を立て直すためのやり方を、アレックスは必死に考え始める。

 この作品は、エリヤフ・ゴールドラットの考えたTOC(Theory of constaraints)、制約条件の理論の内容を、小説形式にして説き明かした作品だ。この権威であるはずの作中人物ジョナは、決して主人公に答えを教えない。いくつかのキーとなる問いを放ち、それに対して主人公が答えを出すまでは、次のヒントを与えない。
 これは、著者が自身のコンサルティングの経験から、人は自分で考えて悩み、その結果として至った答えでなければ、本当に実行することはできないと悟ったからでもある。読者はアレックスと同様に悩みながら、その問いに対する答えをひとつずつ出していくのだ。

 本書のエッセンスを抽出した日本語の本も数多い。例えば「米国製造業復活の秘密兵器 TOC革命―制約条件の理論」(稲垣公夫)なども役立つと思う。

関連記事






にほんブログ村 本ブログ ビジネス書へ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ


コメント
非公開コメント

トラックバック

http://yomumanabu.blog89.fc2.com/tb.php/165-8d1eb281

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。